今回は、「簡単な帯締めの収納方法について」の1回目です。
■帯締めって、どうやって収納するのが良い?という話を、実践と感想でつづります
帯締めの収納にはコツがいる
長いものの先に繊細な「房」がついている
帯締め― 帯を固定するための小道具。そして着付けに色を添える大切な紐。
帯締めによってコーディネートの印象が変えられますし、
フォーマル/カジュアルの格により、季節によっても素材や色、種類を変えたり。楽しいですよね~
着物や帯のバリエーションを無限に増やすのはなかなか難しかったりもしますが、
帯締め、三分紐によってコーディネートの幅がグッと広がるので、わたしも少しずつ種類を増やしているところです!何本あっても困りません。
ただし、本数が増えると出てくるのが収納問題。
ただの紐といえば紐、なんですが・・・両端に繊細な房がつ・い・て・い・る!!
慣れないころ、適当にしまっておいたら、
房がパイナポーのようにボッサボサになっちゃいました…
パイナポー(あ、パイナップルのことです)、そうなんですよね~
柔らかく繊細な房が両端に付いている帯締め。紐も房も傷めず上手に収納しておきたくないですか?
今回は、わたしが不器用なりにたどり着いたベストな収納方法を2種ご紹介します!
- 簡単にできて
- 紐も房も傷めず
- 超ズボラさんでもストレスなし
な方法なので、ぜひ試してみてください。
2回にわけて紹介するってよ!
【不器用さんでも簡単】たとえばこんな収納はどう?
結んで収納する
まず一つめは、結んで収納する方法です!
房を紐本体で固定するように結び目を作るので、紐も房も荒ぶらず、乱れずに収納ができますよ
では、さっそく手順をご紹介していきますね!
結んで収納、4ステップ!
①帯締めを半分の長さに折り、房を上にして片手でまとめて持つ
②十数センチ程度、房の近くまで折り返して、同じく片手でまとめて持つ
③垂れ下がった長いほうを、帯締めを持った手の薬指、小指をくるむようにぐるっと巻き、人差し指がある位置の輪っかにとおす
④紐の交点を起点に、矢印の部分の輪をゆっくり引き合い、房が収納されるようにじわっとテンションをかけて締める
⑤「房が収納されるように」の仕上がりイメージは以下。引っ張りすぎると房が抜けてしまうので、房が収納される瞬間はゆっくり引くのがポイント。
房の部分に紐がキュッと掛かった状態になるので、この状態で引き出しにしまえば紐も房も乱れません!
見た目にもきれいですしね。
【ズボラさんにオススメ】ハンガーに掛けて収納
わたしの場合、房にボリュームがあるタイプ(≒ボサボサになりがち)の帯締めや、特に高価な帯締めは結んで引き出しに収納しています。
しかし!大半のものはハンガーにぶらーんと掛けて収納しています。めっちゃラク!!ズボラさんに全力でオススメしたい
こんな感じ!
こちらのハンガー、本来はスカーフを掛けるためのハンガーで、表面がすべらない素材の物です。帯締めを掛けても滑り落ちることがないんです!
写真のとおり、S字フックを使って結んだ状態のものも2~3吊るしていますよ
フォーマル用、通年用、三分紐、夏用とざっくり分けて吊るしてあるので選びやすく、着るときも、脱いだ後もストレスなしです!
カラフルに吊るされている姿がかわいくて、無駄に眺めちゃったりもしますこれも1つの見せる収納?!
スカーフハンガー、さがしてみてね!
収納する場所も大事
結ぶか吊るすか、どんな方法で収納するにせよ、そもそもそれらをどこに収納するか?も大事な問題です!
置いておく場所が悪ければもとも子もありません。小物とはいえ、最低限のポイントはおさえましょ!
- 直射日光が当たらない場所
- 湿気が滞留しない場所
- ほかの物のニオイや汚れがのり移らない場所
- 使用したあとは1晩吊るして乾かしてからしまう(とくに夏は汗もついているかもしれない)
着物や帯の収納と、基本動作はいっしょですね~。
また、しまう前に帯締めの房を軽く櫛でとかすのもオススメです。細くて繊細な房は絡みやすいので、櫛でやさしく解いてあげるときれいな状態が長持ちします。
ちょっとしたことですけど、せっかくお迎えした小物たち。
長くお付き合いできるようやさしく扱いたいですね。
着物のプロの皆さんはもっと素敵な収納をされているのでしょうね。
次回の記事では、身近なグッズを使った帯締めの収納方法をご紹介します。
お楽しみに~~☆
続きはこちらをどうぞ~!⇒⇒不器用でも簡単!帯締め収納の仕方 <ユルフワの場合②>
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