どちらかを選ぶなんてわたしにはできない・・
できないわっっ!!!
今回は、伊達締めを洗っちゃった話です。
■伊達締めって洗ってもいいの?ダメなの?よくわからんよね、という話を経験と感想でつづります
伊達締めにもいろいろあるよね
伊達締めって?
伊達締め― そう、襦袢や着物を面で押さえて胸元を固定できる、幅10センチほどの帯状のアレです
襦袢を着る→胸ひもをかける→伊達締めでおさえる。
よい位置でピターッと締められると、襟あわせが崩れることもないんで、腰ひもに続く大事なツール!
素材や長さ、形状も色々ありますよね~。
用途や季節によって使い分けるといいよ~
「博多織が最高!ポリなんていかん!」とおっしゃる先生もいらっしゃいますが、
自分で扱いやすいな~というものを使えばいいんじゃね?と思っています。意識低いんで、そう思ってます!
わたしはポリエステル→博多織→メッシュのベルトタイプの順で買い足して行き、今はそれぞれ用途を分けてます。
これはもうテッパン!まちがいないやつです。
摩擦が生じるのでしっかり締まり、襦袢が崩れません。長時間着物を着て着崩れたくない日や、フォーマルなどやわらかものを着るときは絶対これ!
■ポリエステル製
初心者さんが1本目に購入するならこれがオススメ。じゃぶじゃぶ洗えるから汗をかく夏に使ってます。ただ…やはり化繊はツルツルすべるんよね…。胸元が着崩れやすいです。
■メッシュのベルトタイプ(マジックベルト)
これも真夏に使うことが多いです。手軽にパパッと巻いて止められるからラク!
▼カジュアルに着るときや暑い時期は断然メッシュのベルト!結ばず簡単です~!
ところで、洗っていいの?
化繊は迷わず洗ってOK!
わたしは汗っかきなので、4月頃から着物を着ると汗ばみます。
伊達締めって比較的からだに近い位置に居続けるので、汗がしみてしまうんです。
夏場なんて脱ぐとけっこうウェットになってます みなさんはどうですか?
なので化繊の伊達締めは、脱いだら速攻洗います。
化繊とはいえ、手洗い派です。いわゆる「おしゃれ着用」の中性洗剤で手洗いしております~!
博多織は?
博多織って、つまり素材は何でしたっけ~? そう、「絹」です!
ってことは~、基本は洗わないのが正解!ってことになります。絹は水に弱い、はいこれテストに出るよ~
だがしかし!
わたしは耐えられなかった。汗を含んだ伊達締めに耐えられなかったんだ・・!!
洗ったらこうなった
はい、こちら。どちらも博多織の伊達締めでございます!
左のAが一度も洗わず使用しているもの、右のBが一度だけ洗って軽くアイロンをあてた伊達締めです。
洗うと何がどうなるかというと・・コシがなくなりました!見事にクタクタになりましたー!
写真でも何となく雰囲気が伝わるかと思いますが、Bはヘローンとしてます。イメージとしては、乾物を水で戻したかのような。
でもね、ふつうに使っちゃってます!だって、どうせ外から見えないから!
ヘタってもさすがの博多織でして、ポリエステル製よりは滑らず締まります。
なのでまぁ…せっかくの博多織の質感、持ち味を保ちたいなら洗わないほうがよいですね。
たとえヘタってしまっても清潔がイチバン!!と思うなら、自己責任で洗うもアリです。ただし劣化は不可避!
おまけ。【実践】脱いだらこうしています!
博多織の伊達締めを身体から外したあと、自己流で実践していることがあります!
結んだ付近はシワシワになっている。湿気も帯びている。
身体から外したあと、紙製の芯にクルクル巻いて風通しのよい場所に一時置きしておきます
そうすると大きなシワが水分とともに取れるのです。
紙製の芯とは・・わたしはキッチンペーパーの芯を使っております!直径と長さが絶妙なんです。
↓こんな感じ。くるくるっとね。シワが伸びます。しばらくしたら芯から外して、しっかりハンガーなどに長いままかけて干してまーす。
絹は繊細な素材なんで判断が難しいですよね~。
汗をかきやすい体質かとか、自分事として考えて判断しましょ。実験あるのみ!